自閉症スペクトラムの子どもたちは、好きなことはトコトンやり抜く長所をもつ反面、途中でやめられずに困ることがよくあります。また自分の実力把握(自己理解)やプランニングの不得手から、実行可能な予定を立てることに著しい不得手がみられることもあります。

与えられた課題を期限内に完了し、なおかつ健康的な生活リズムを維持することは、成人期の安定した社会参加のうえで重要な技術です。

定期試験のある中学生になるとスケジュール管理の練習が必要になります。でも、その内容はまだごく限られたもので、塾や予備校という枠組みもプランニングの苦手を補ってくれます。

スケジュールの自己管理の練習の必要性が増し、練習もしやすいのは大学生です。学校や学部によっては流れに身を任せていても進級・卒業ができてしまいますが、学生相談室等での定期相談を自己支援技術の練習の場としても活用できれば、技術の向上とともに自分の生活は自分で管理できるという感覚を育むことができます。

まずは「ペック生活記録と計画」の記入表を活用して自分の毎日の生活を観察してみることから始めましょう。個々人に合わせて記入表を改変し有効活用して頂くためにWord版も無料公開しました。学生相談室や診察室でのカウンセリングにもご活用ください。講義スライドもご参照ください。

講義スライド(スケジュール管理)

ペック生活記録と計画(PDF版)

ペック生活記録と計画(Word版)

記入表や講義内容の知的所有権はペック研究所吉田友子に帰属しますが、わが子や担当生徒・担当学生のための利用は自由です。定期試験1週間前に生徒全員に配布するなど、学校全体としての活用も自由です。

活用後にご意見・ご感想をお寄せ頂ければ幸いです。